クラウン フロント・リアの検証
今日はクラウン(ARS210)にフロント・リアの
リジカラ検証と取り付けを行いました。
2015年10月より現行型に追加された最新型のダウンサイジングターボモデルですね。
安定感を上げるためダウンサスを入れた事もあり突き上げ感が増えて、
不快な振動にも少々お困りのようでした。
フロントの取り付け箇所は黄矢印の4箇所です。
F-1締結部です。
F-2締結部です。
F-1、F-2の赤表記部分はボディとサブフレームの間にリジカラを挟み、
青表記部分はサブフレームと締結ボルトの間にリジカラを装着します。
フロントのリジカラは合計8個を使用しました。
リアの締結ポイントは黄矢印の4箇所です。
R-1締結部です。
R-2締結部です。
R-1、R-2の赤表記部分はボディとサブフレームの間にリジカラを挟み、
青表記部分はサブフレームと締結ボルトの間にリジカラを装着します。
リアのリジカラは合計8個を使用しました。
ARS210は、GRS18~20系とリジカラの共通互換が確認できました。
トヨタ クラウン(ARS210)
フロント用
品番:50261-184-000 ¥21,600(税込)
リア用
品番:50300-184-000 ¥21,600(税込)
オーナー様から早速インプレが届きましたので、紹介します。
本日は、装着及び詳しい説明までして頂き 大変お世話になりました。
私の車は、納車直後よりダウンサスと前後のスペーサーを装着し、素人作業の
デッドニングを施工した状態での比較になります。まずは、帰路につく為 エンジンをスタートさせると、いつもと違う感じがすぐに
体感出来ました。それは、リジカラ装着前には 上下動の『ブルッ!!』という不快な振動が、
装着後は『プルッ』と、あまり気にならないレベルにまで減少していたことです。
勿論、アイドルストップ&リスタート時も同様の効果がありました。その後 ショップからの帰り道、一般道を20~30km程をドライブした感想です。
最初に ハンドリングに関してですが、リアのアライメントが若干狂っている!!と
言うことでしたが、直進性はもとより、カーブでのステアリングに対する
レスポンスが良くなり、細かい修正の必要が無くなりました。
また、 前後のバランスが良くなったのか、装着前はコーナリング中に路面の
ギャップを拾うと、リアが軽く跳ねる挙動がありましたが、装着後は上手く
おさめている感じがしました。一言でいうと“滑らかな”乗り心地です。
次に ロードノイズですが、もともと静かな車&プチデッドニングした影響かも
しれませんが、体感的には微妙?!でした。
参考までに、以前 静音化を実施した時と同一条件下で騒音値を計測したところ、
数値的には多少の改善が見られました。
(騒音値70dB→68dB 誤差の範囲かもしれませんが…)最後に、今回の装着で一番顕著に現れたのは、突き上げ感の減少です。
前述の通り、サスペンション交換に伴う 乗り心地の悪化は避けられなかった
のですが、装着後は とてもマイルドになりました。
特にマンホールや橋の繋ぎ目を乗り越えるとき『ドム』から『トゥム』と
いったように段差が低くなったかのような感じです。イメージとしては、ホイールをインチダウンし、コンフォートタイヤに
履き替えたようです。(突き上げ感限定ですが)以上 高速走行はまだですが、一般道を走行した限り、鈍感な私でも体感
出来るレベルの改善が有り、思いきって装着して大正解でした。
後はアライメントを修正すれば完璧だと思います。この度は、適合品の無い車種にも関わらず、検証及び取り付けして頂き
有り難うございます。
ご依頼、ありがとうございました。