ベンツSL R129 リアの検証と考察
今回は80年代までのいわゆる少量生産していたメルセデスと、90年を見据えてベンツを世界各地の工場で
量産するトライが幕開けしたことが透けて見えたリジカラ検証作業でした。
W129型SLは、まさにメルセデスがサブフレームがないモノコック構造から
量産性を目指したサブフレーム構造を採用、スタートした「転換期」のエポックなモデルだったのです!
車体床下のフロント部分を観察すると図Aの屈強なサブフレームは何とメインフレームに溶接(矢印)、
溶合され完全に一体化されているではないですか(驚)
量産化のためのサブフレーム式の採用開始、しかしボルトを使いラインで量産性のために簡易に組み立てるのは
許せない、そんな当時の苦悩の様子が見て取れます。
これではリジカラの存在する隙間がありませんね(笑)
リアのサブフレームはボルト締結されていました(ホッ)、取り付け箇所は点線囲み部分です。
締結ポイントは黄矢印の4箇所です。
R-1とR-2、ボディとサブフレームの間(赤表記)に4個を使用、
サブフレームの下側から(青表記)に4個を使用します、
リアのリジカラは8個を使用、作業は60分で終了しました。
試乗の感想ですが、やはりボディ全体でシッカリ感を感じます、
段差の乗り越えも特にリヤはしなやかに上質な乗り味方向に変化しました!
今回の検証で、ベンツ SL320(R129)リアのみラインナップしました!
MERCEDES BENZ SL320(R129)
リア用
品番:50300-129-000 ¥21,000(税込)
作業のご依頼、誠にありがとうございました!
by 開発メカ