キャラバン 新規検証
ニッサン キャラバン(VN2E26)に新規検証を行いました。
フロント側
フロント側の検証結果は以下の通りです。
赤表記部分=サブフレーム上側に設定
カラーの合計使用数=12個
適合製品
NISSAN CARAVAN DX(VN2E26)
フロント側 50261-VPE-000 ¥22,000(税込)
※リア側はリーフスプリング形状のため設定致しません
ユーザーインプレッション
・前提
突き上げ低減のため以下の対策を実施済みでした。これ以外は標準状態です。
Genb(玄武) NV350 E26 バンプストッパー [フロント] SBB01C
Genb(玄武) NV350 E26 ハイトダウンサポーター SBB05C
ハイトダウンサポーターにより、後輪の突き上げは妥協できる範囲になっていました。
フロントはバンプに当たる前でも凹凸による振動が強く、フロントのトーションバーを緩める=反発力低減することを検討していました。
・変化
1:ロードノイズ低減
取り付け前は、透水性舗装のような粒度の荒い路面になると、車内に共鳴するような「ゴー」という感じのロードノイズが高まり、ストレスを感じていました。
取り付け後は、荒い路面の凹凸を音と振動で伝えつつも、不快な共鳴が減り、路面状況によるロードノイズの差が少なくなり、快適になりました。
ロードノイズのレベルが下がり、路面の様子が音と振動を通して伝わるので、人によっては乗り心地が悪化したと思うかもしれません。
2:段差乗り越え時の突き上げ感減少
取り付け前は、空荷時にマンホールの段差、橋の継ぎ目、歩道横断時の段差等での強烈な突き上げ感に悩んでいました。
取り付け後は、上記の突き上げ感が減少し、きちんと減衰されていることが伝わる乗り心地になりました。
3:アイドリング~低回転時の振動減少
キャラバンはサブフレームにエンジンマウントが設置されているため、エンジン振動にも何らかの効果があるかもしれないとのお話をいただいていました。
取り付けにより、アイドリング時の振動は若干低減したようです。
また、取り付け前は50-60km/h・1000強-1500弱rpmで平地を巡行する際、籠り音が煩わしく、のんびりと走る際の妨げになっていました。
取り付け後は、籠り音が発生する回転域が1000強-1250rpm程度に狭くなったようです。
4:強めのブレーキの姿勢が安定
取り付け前は、強めにブレーキを踏むと姿勢が不安定になることが感じられ、非常時にステアリングが効くかどうか少し心配になる傾向がありました。
取り付け後は、強めにブレーキを踏んでも比較的姿勢が安定しているように感じられ、取り付け前よりは回避できるかも、と思わせるようになっています。
重量級キャブオーバー車ですので、強めのブレーキを踏まずに済む運転が肝要ですが。
5:ステアリングがクイック化
交差点などで取り付け前と同様にハンドルを回していると、以前よりも早く向きを変えているように感じます。
・感想
上記1,2の状況から、フロントのトーションバー調整はなくてもいいかも、と考えるようになりました。
上記の現象と、教えていただいたリジカラの効果の関係は以下のようなものかと愚考しています。
サブフレームの取付け剛性向上:1、3
サブフレームの取付け位置を設計値に近づける:1,2,4,5
取り付け後のアライメント調整はまだ行えていないので、調整後の様子を楽しみにしています。