スマート ロードスター フロント・リアの検証

今日はスマート ロードスター(452334)にリジカラの検証と取り付けを行いました。

オーナー様はこのスマートロードスターが初リジカラ装着で、効果があれば他のクルマにも
装着をお考えいただけるそうです。

では先ずロードスターの取り付け検証をご紹介させていただきます。

 

フロントの締結ポイントは黄矢印の4箇所です。

 

F-1締結部です。

 

F-2締結部です。

F-1・F-2の赤表記部分はボディとサブフレームの間にリジカラを挟み、
青表記部分はサブフレームと締結ボルトの間にリジカラを装着します。
フロントのリジカラは合計8個を使用しました。

 

 

リアの締結ポイントは黄矢印の4箇所です。

 

R-1締結部です。

 

R-2締結部です。

R-1・R-2の赤表記部分はボディとサブフレームの間にリジカラを挟み、
青表記部分はサブフレームと締結ボルトの間にリジカラを装着します。
リアのリジカラは合計8個を使用しました。

 

452型スマート ロードスターは、451型のフォーツーとリジカラの互換性がありました。

 

SMART ROADSTER(452334)

フロント用
品番:50261-451-000 ¥21,600(税込)

リア用
品番:50300-451-000 ¥21,600(税込)

 

早速メールでインプレをいただきましたので、コピペで紹介します。

Ⅰ.スマートロードスター(452)

1.    変化を感じたところと内容

メリット

(1)   車体の一体感(塊感)が増した

リジカラ以前は意識していなかったが、装着後に気付いたのは前後の一体感が出たこと

具体的には捩れ剛性云々ではなく、前輪と後輪の一体感というか「同じフロアに取り付けられている感」が生じて、一つの板(フロア)の前後で車輪が上下している感覚を得た、というと伝わるだろうか。

(2)   リヤの位置決めの曖昧さが減った

リジカラ前は、リヤで重量物が左右に揺れる感覚を払しょくできず(エンジンマウント等を交換しても消えなかった)、リヤタイヤの左右位置決めが甘い感覚が常時あったが、だいぶ軽減された。
同時に揺れる感覚の周期が短くなった(周波数が高くなった)。

(3)   接地感が向上した

もともとが軽量でRR、タイヤサイズがオーバーサイズということもあって前輪接地感に乏しいが、接地感が幾分向上した。

(4)   接地性が上がったと思われる

接地性が向上したと思われるが、丁寧に限界的なところまで試したわけではないため「思われる」とした。今までと同じことをしてもフロントタイヤが粘ること、リヤタイヤが流れないことは確認した。

(5)   ブレーキのレスポンスが上がった

絶対的な制動力ではなく、踏んだ瞬間(パッドがローターに接した瞬間)のレスポンスが明確になった。車体が軽量なせいもあってのことと思うが、制動力が逃げずに減速に反映するようになったと思われる。
僅かな逃げの有無も軽量ゆえに感じることができた
というべきか。

(6)ステアリングのリニアリティー向上

452ロードスターのステアリング剛性(と取付剛性)は欧州普通車水準であり調整機構がないこともあって、日本車の2リッター車より高いと感じている(450、451も同様)が、接地感が薄弱なことと相まってリニアリティーに富んでいるとは思えなかった。
ジカラ後は接地感が多少強まったこと、接地性も向上した印象などからリニアリティーを多少感じられるようになった。
とはいえオーバーサイズのエコタイヤのため、グリッ
プとの相談なく荷重も掛けずに舵角(スリップアングル)だけを与えると、ある点でグリップがすっぽ抜ける基本特性は変わらない。
ただし、(4)に記したとおり、すっぽ
抜けるポイントが多少高まり、抜けた後の滑り方もややマイルドになっているように感じる(外輪のみに依存するのではなく内輪のグリップも感じるような感覚)。
舵角に対
する反応速度(レスポンスが良くなった)と反応量(舵角に対するGの立ち上がり)が期待値に近くなったと思う。

(1)~(5)は取付剛性が上がったことによるものだろうか?

(6)もサスペンションキャリアのサブフレームにロアアームが取付られていることやキャリアがクロスメンバーを兼ねていることから取付剛性アップ=舵角で生じた横力を遊びで逃がさずに受止め(ヨーの立ち上がりレスポンス向上)たり、フロントセクションの剛性向上→内輪への荷重向上→接地性向上につながったか?

ここまで変化すると、限界的な走行安定性も高まっていることが想像できるが、それを試せる環境は残念ながらない。ロードスター(452)は形はスポーツっぽいが、実は全然スポーツではない。
その「452」で峠を走らせてみたいと思うようになったり、サス
のアッパーマウント、アーム類のブッシュを新品に変えて試してみたい気にさせるだけの変化を感じた。
ただし、こうした変化は乗り慣れると当たり前になって感じなくなって
くるのが残念。

 

デメリット

(1)微振動が伝わるようになった気がする。

位置決めが強くなった分、路面のからの力をストレートに伝えてくるのかもしれない。
重量があればサスを動かすのかもしれないが、軽量ゆえに動きを伝えている可能性がある。

(2)ロードノイズが幾分増えたかも

ロードノイズの遮音はサイズのわりに優れている(日本車の2リッターセダンより良いかもしれない)うえ、排気音がたくましいので気にならないが、ロードノイズの伝導は僅かだが増えたかもしれない。

 

ご依頼ありがとうございました。

 

 

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