セルシオ10 フロント・リアの検証

CELSIOR-UCF11_NO.1

今日は平成元年モデルの初期型セルシオ(UCF11)にフロント・リアのリジカラ取りつけ検証です。

高品質で快適、静粛性に最注力した当時のトヨタが想う高級車、 「もてなしの心」を具現化して開発された
初代のセルシオは、高精度設計で量産ができるトヨタ&made in Japanを世界のひのき舞台に、
そして数々のプレミアムブランドを心底驚かせた、そんなエポックなクルマですね。

そのセルシオ、リジカラの装着で更なる上質感を狙っていきます。

 

 

フロントの取り付け箇所は点線囲み部分です。

CELSIOR-UCF11_NO.2

締結ポイントは黄矢印の4箇所です。

赤矢印はボディとサブフレームの間に挟み込んで取り付けるタイプのリジカラです。
青矢印はサブフレーム下側から取り付けるタイプです。

CELSIOR-UCF11_NO.3

F-1とF-2、ボディとサブフレームの間(赤表記)に4個を使用、
サブフレームの下側から(青表記)に4個を使用します。

フロントのリジカラは8個を使用、作業は50分で終了しました。

 

 

続いてリアの取り付け箇所は点線囲み部分です。

CELSIOR-UCF11_NO.4

締結ポイントは黄矢印の4箇所です。

CELSIOR-UCF11_NO.5

CELSIOR-UCF11_NO.6

R-1とR-2、ボディとサブフレームの間(赤表記)に4個を使用、
サブフレームの下側から(青表記)に4個を使用します、

リアのリジカラは8個を使用、作業は50分で終了しました。

 

フロント・リア共にリジカラは新規ラインナップです。

 

トヨタ セルシオ(UCF10/UCF11)

フロント用

品番:50261-UCF-000 ¥21,000(税込)

リア用

品番:50300-UCF-000 ¥21,000(税込)

 

今回は開発、タイプワンメカ、そして私の3人でインプレをレポートして見ました。

 

<リジカラ開発 Y インプレ>

セルシオ10のリジカラ装着前後の感想。

①アイドル近辺の振動は装着前にはステアリング、ペダル、ドア内張りに振動を感じましたが、
 装着後は僅かに感じる程度になりました。

②Dレンジシフトフィールは走行距離5万kmのセルシオでもシフトショックが大きく、
 P→Dレンジへの操作で車体内部で重量物のエンジン類が「ガクッ」っと動いていましたが、
 装着後はその動きが減少しています。

③クリープ時の振動は動き出しの瞬間に僅かにラグがありましたが、装着後は車体がスムーズに
 動き出すようになりました。

④パワステ入力時のフィールは静止状態での振動は減りましたがステアリングフィール自体に大きな
 変化は感じられませんでした。ただ、走行状態では装着前の操舵感の薄いフワフワ感が無くなり、
しっかりとした接地感を感じることが出来ました。

 

<メカ鈴木 インプレ>

リジカラ装着のセルシオ10型の試運転した報告を致します。

①ステアリングに感じられていました微振動は、ほぼ感じられないほどに低減。

②Dレンジへのシフト時のショックが半減しました、その後の車体の揺れ戻りの幅が狭く小さくなり、
 その収束も速くなりました。装着前の大きなシフトショックと揺り戻しがほぼ消えています。

③クリープ時の振動は極小になりました、アクセルを踏み込んでいくと振動は増えますが、速度で均衡、
 速度40km程度の振動は装着前の半分以下に感じられました。

④ステアリングを切ると1テンポ遅れる感じでしたが、ラフに扱っても反応が速く良くなっています。
 ダンパー、ブッシュ類をリフレッシュした感じに近い、がしかし硬質ではありません。

 

<私、開発メカ インプレ>

本日行いましたセルシオのリジカラ装着前後での比較をレポート致します。

①クリープ時のエンジン振動が減少、ハンドルやペダル、シートに伝わる微振動が消えた。

②左右のバラバラなバタつきが消え、酔わないエアサスに変化

③ノーマルでもスポーツモードのサス特性、まろやか、シートの動きが気にならなくなった。

④ハンドルのつきが消え直進性が良好に、タイヤの向きも分かりやすくなった

リジカラ装着で確実な変化を感じ取る事が確認出来ました、お客様は元々エアサスの乗り心地を改善される
ことが目的でしたので、有効な効果と
自負しています。

 

インプレのレポートをお伝えしました。

これからも10セルシオ、大切になさって下さい! 作業のご依頼、誠にありがとうございました。

 

by 開発メカ

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